ホームヘルパー・作業療法士(OT)




ホームヘルパー


高齢化社会が急速なスピードで進み、介護の問題が社会的にもよく取り上げられます。
そんな社会の中で福祉関係への就職を希望する人が増えている反面、離職率が高いのも、福祉の現場での実情です。
求人広告などを見ていると、老人施設や障害者施設での介護職員として常にホームヘルパーの資格を持つ人が求められています。
介護の現場ではホームヘルパー資格を有している人が不可欠であるにもかかわらず、常に足りていない、人手不足の状態なのです。

さて、世間的にもとても需要の高いホームヘルパーですが、介護保険制度が導入されたことによってますます注目を浴びている資格です。
ホームヘルパーの資格を取得するには学歴などの条件は特に設けられておらず、誰でも養成研修を修了することで取得できます
ホームヘルパー研修には3級から1級までがあり、2級からの受講も可能なため、ほとんどの人が2級から取得していきます。
求人情報などを見ても2級以上を求められること多いので、ホームヘルパーとして働くのであれば2級は持っていたほうがいいでしょう。

育児にひと段落した主婦が再就職のために、あるいは実際に自分の親の介護が現実のものとなり、その勉強のために、養成研修を受ける人もいます。
また介護タクシーの運転手として必要な知識・技術をつけるために、ホームヘルパーの資格を取る運転手もいます。
ホームヘルパーのような介護の知識や基本的な技術を持った人というのは、何も福祉施設に限らずいろいろな方面で必要とされています。
今後、その需要はますます増えることでしょう。


作業療法士(OT)

高齢化社会が急速に進んだことにより、リハビリにかかわる仕事をする作業療法士(OT)の重要性があらためて認められてきています。
特に老人施設や在宅医療の需要が増え、人手不足の状況が続いている現在では、作業療法士の資格取得者の就職率はほぼ100パーセントと言えます。

しかし作業療法士が仕事で対応するのは老人だけではなく、病気や事故で身体的、精神的に機能障害を起こした人や、生まれつき機能障害がある人なども対象です。
そのため作業療法士は、理学療法士と並んで医師の指示を受け、多くの他の専門スタッフとリハビリテーションチームを組み、治療を実践します。

作業療法士が行なう訓練には、日常生活に必要な動作や機能回復の訓練などがあります。
一般的には「歯を磨く」「顔を洗う」「靴を履く」などの日常生活に必要な動作の訓練が行なわれ、引き続いて手芸や粘土細工などの作業を取り込んだ機能回復訓練に移っていきます。
もし患者に知的障害がある場合は、感情表現の発達を促すためにレクリエーションなどを通じて情緒面に働きかけます。

作業療法は、理学療法のあとを引き継いで取り組むケースが多くで、就職先は理学療法士とほぼ同じで、医療機関や福祉施設が多くなります。
現在では社会全体でリハビリの重要性が広く認識されつつあるため、特に福祉分野において作業療法士のニーズが高まってきています。

作業療法士の資格を取得するためには、高校卒業後に作業療法士養成学校か養成施設において3年以上、必要な専門知識や技術を修得した上で、国家試験に合格しなければいけません
また、海外で作業療法に関する学校を卒業したかその免許を取得した人は、厚生労働大臣から認定を受けると、国家試験を受験できます。


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